日本人の知恵と再利用の副産物がアロハシャツ

「優・楽・新・文・幸」blog、スタッフ便り 店長の竹田です。
フェンチジャパン原宿店 店長竹田の奮闘記

再利用から生まれたアロハシャツ

さて、世の中にはいろいろな再利用から出来上がった製品があると思いますが、その中でも「えっ!?そうなんですか?」っていう声が上がる製品があります。それが実はアロハシャツ。もちろんご存知の方もいらっしゃると思いますが、 アロハ自体最近はトレンドとしてもあまり上がってこないですし、アロハについて詳しい方から話を聞かない限り、この秘話は知らない方が多いのではないでしょうか。ましてや、ここキャットストリートは若者の聖地、来店されるお客様は20代や、学生の方が多く、大半は知らないと思います。(アロハマニアなら自身で調べるとは思いますが)

日本人の手によって生活の知恵から生み出されたもの

アロハシャツとはもともと、ハワイに移住された日本人の中で、着物での生活が気候的に厳しいことと、労働を考えた時に、生活の知恵として生まれたものでした。当時ヨーロッパの船員たちが着ていたシャツのようなものを、着物から仕立て直したのです。 アロハシャツという名前から、ネイティブのハワイアンが着てたイメージをつけてしまうかもしれませんが、実は生みの親は日本人だったのです。 そして、それが今やハワイでの正装にまでなっているそうですから、日本人としては嬉しく思いますよね! それにしても、着物なんていう大事なものをシャツに仕立て直すということは、とても思い切ったことだと思います。 なぜなら、着物はほぼ平面の型なので、立体的に作り変えるのは比較的容易だと思います。対して、洋服というものはほとんど体の形に沿って裁断され、立体的です。 ということは、一度着物をシャツに作り変えたら、もう着物に作り直すことは困難を極めます。つまりもう着ることがないということを覚悟して作ったということです。

変化に対応できる賢者ゆえの副産物が「アロハシャツ」

断捨離という言葉がブームになるということは、逆説的にはほとんど断捨離できない人がいるということだと思います。「この着物もいつか着ることがあるかもしれない…」という思いがあったらこんな思い切ったことができるでしょうか。 先人たちは、それくらい瞬時に先を見通し、覚悟し、実行することができた賢者たちなのです。 いったいなぜそのようなことができる国民性を持っていたのか、それについては次回考察したいと思います。 お楽しみに。

 

 

 

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